
高所作業車のブーム上に工具箱を製作・取付|現場に合わせた架装事例

高所作業車のブーム上部に長尺物を収納できる工具箱を製作・取り付けしました。
高所作業車というと、ブームやバケット、油圧装置などに目が行きがちですが、実際の現場では「工具や資材をどう積むか」も大切です。
私たちが架装をするときに考えているのは、単に「取り付けられるか」だけではありません。
実際に現場で使ったときに使いやすいか。
ここを考えながら製作しています。
今回のご依頼
今回の車両は、ブーム上部のスペースを利用して、長尺物を収納できる工具箱を取り付けたいというご依頼でした。
高所作業車の現場では、一般的な工具だけではなく、作業内容によって長さのある工具や資材を使用することがあります。
こうした物は通常の工具箱には収まりにくく、荷台にそのまま積んでしまうと、必要なときに取り出しにくかったり、ほかの荷物と混ざったりします。
そこで今回は、空いているブーム上部のスペースを活用することになりました。
施工前の状態
施工前は、ブームの上には収納設備がない状態でした。
一見すると「ここに箱を付ければいいだけ」と思われるかもしれません。
ただ、高所作業車の場合はそう簡単ではありません。
ブームは作業時に伸縮・旋回しますし、車両によってブームや架装部分の形状も異なります。
取付位置によっては、ほかの部分と干渉したり、実際に工具を出し入れするときに使いにくくなったりする可能性があります。
そのため、現車を確認しながらどこに、どの高さで、どのように取り付けるかを考えていきます。
ブーム上部に専用の工具箱を製作
今回はブーム上部に合わせて、細長い形状の収納ボックスを製作しました。
長尺物を収納できるよう長さを確保しながら、車両側には専用のステーを製作して固定しています。
こうした架装で大事なのは、箱そのものよりも「どう取り付けるか」です。
しっかり固定できることはもちろん、ブームや周辺装置との干渉がないか、工具を出し入れしやすい位置になっているかなどを確認します。
高所作業車は普通のトラックとは違い、実際にブームを動かして仕事をする車です。
だからこそ、車両の動きと現場での使われ方の両方を考えて架装する必要があります。
収納スペースが増えるだけではない
今回の工具箱を取り付けることで、これまで収納場所に困っていた長尺物をまとめて積載できるようになりました。
必要な物を決まった場所に収納できれば、現場で探す時間も減ります。
また、荷台スペースを工具や長尺物で占領しにくくなるため、ほかの資材も積みやすくなります。
工具箱を一つ追加する。
施工内容だけを見ると小さな改造ですが、毎日のように使用する車両だからこそ、こうした少しの工夫が現場での使いやすさにつながります。
高所作業車は「何に使うか」で必要な装備が変わる
私たちは普段からさまざまな高所作業車を見ていますが、同じような車両でも、お客様によって使い方はかなり違います。
電気工事、通信工事、設備工事、建設関係など、業種が変われば積む工具や資材も変わります。
「この場所に収納が欲しい」
「この工具を車両に積めるようにしたい」
「今の車両をもう少し使いやすくしたい」
こうした要望に、必ずしも既製品がぴったり合うとは限りません。
だからこそ、車両を見て、実際の使い方を聞いて、その車に合わせて考える。
高所作業車の架装は、車をつくるというより“仕事がしやすい車をつくる”ことが大切だと思っています。
高所作業車の「ちょっと使いにくい」もご相談ください
親和自動車では、高所作業車の点検・修理・特定自主検査だけでなく、今回のような工具箱の製作・取付や、現場に合わせた架装・改造にも対応しています。
大掛かりな改造だけではありません。
「こんな収納を付けられないか」
「この工具を積める場所をつくりたい」
「今使っている高所作業車を、もう少し現場で使いやすくしたい」
そんなところからでも大丈夫です。
車両の状態や使い方を確認しながら、一緒に方法を考えさせていただきます。
高所作業車や特殊車両の架装でお困りのことがありましたら、お気軽に親和自動車までご相談ください。
