
アームロールのリフトシリンダをオーバーホール|油圧シリンダ修理事例
今回は、アームロールのリフトシリンダを取り外し、オーバーホールを行いました。

アームロールは、コンテナを積む・降ろす・交換するといった作業を一台で行える車両です。
その大きな動きを支えているのが「油圧」。
中でもリフトシリンダは、重量のあるコンテナを動かすための重要な部分です。
普段はなかなか目にすることのない部品ですが、今回は実際の作業写真と一緒にご紹介します。
【作業開始】まずはリフトシリンダを車体から取り外します
こちらが作業中のアームロールです。

リフトシリンダは車両の架装部分の中に取り付けられているため、まずは周辺の状態を確認しながら車体から取り外していきます。
アームロールのような特装車は、一般的なトラック整備とは少し違います。
エンジンやブレーキだけではなく、油圧シリンダ、油圧ホース、バルブ、架装部分など「働くための装置」まで整備する必要があります。
ここが特装車整備のおもしろさでもあり、難しいところでもあります。
取り外したリフトシリンダを分解
車体から取り外したリフトシリンダがこちらです。


普段車両に取り付いている状態では分かりにくいですが、外してみるとかなり大きな部品です。
さらにシリンダを分解し、内部のロッドなどを取り出して状態を確認していきます。
油圧シリンダは外側だけを見て、
「まだ動いているから大丈夫」
とは判断できません。
長年使用していると内部のシール類などが劣化し、油漏れや作動不良につながることがあります。
そのため、分解して内部を確認することが重要です。
オーバーホールは「漏れた油を止める」だけではありません
油圧シリンダのオーバーホールというと、
「油が漏れているからパッキンを交換する」
というイメージを持たれることもあります。
もちろん油漏れを直すことも目的の一つです。
ただ、私たちが大切だと考えているのは、なぜその症状が出ているのかを確認すること。
シリンダを分解して、ロッドや内部の状態、シール部分などを確認することで、次のトラブルを防ぐことにもつながります。
特にアームロールは、重量のあるコンテナを油圧の力で動かす車両です。
だからこそ、「まだ動くから使う」ではなく、違和感が出た段階で確認することが大切です。
こんな症状があれば一度点検を
アームロールを毎日使っていると、
「最近、動きが以前と違う気がする」
「シリンダ周辺に油が付いている」
「地面に油が垂れている」
「動きがスムーズではない」
といった変化が出ることがあります。
こうした症状があった場合、必ずしもリフトシリンダだけが原因とは限りません。
油圧ホースや配管、バルブなど、別の部分が原因になっている可能性もあります。
だからこそ、症状だけで部品を決めつけず、実際の車両を確認して原因を探していくことが大切です。
特装車は「車」と「機械」の両方を見る
親和自動車では、トラックだけでなく高所作業車、パワーゲート、アームロールなど、さまざまな特殊車両を整備しています。
こうした車両を整備していて感じるのは、
特装車は「車」であると同時に「仕事をする機械」でもある
ということです。
エンジンがかかって走れるだけでは、仕事はできません。
アームが動く。
コンテナを積める。
コンテナを降ろせる。
そして、それを安全に繰り返し使える。
架装部分がきちんと動いて初めて、その車本来の仕事ができます。
アームロールの修理・油圧シリンダのオーバーホールもご相談ください
親和自動車では一般的なトラックの車検・整備だけでなく、アームロールなどの特装車修理や油圧シリンダのオーバーホールにも対応しています。
「シリンダから油がにじんでいる」
「最近アームの動きが気になる」
「油圧ホースから油が漏れている」
「古い車両だけど、まだ長く使いたい」
そんな段階からでもご相談ください。
部品を交換するだけではなく、まずは実際の車両と症状を確認する。
そして、仕事で安心して使える状態に戻す。
そこまでが、私たちの特装車整備だと考えています。
アームロールや特殊車両の修理でお困りのことがあれば、親和自動車までお気軽にご相談ください。
