
【修理事例】アイチ製 穴掘建柱車の旋回エラー対策!スリップリングを分解・清掃しました
こんにちは!兵庫県姫路市の親和自動車株式会社です。

今回は、アイチコーポレーション製の穴掘建柱車(穴掘り建柱車)のスリップリング分解・清掃作業をご紹介します。
穴掘建柱車は、電柱の建柱作業などで活躍する特殊車両です。
こうした車両は、ブームの旋回や各種作業装置を正常に動かすために、電気系統の状態も非常に重要になります。
今回整備したのは、旋回台の下部に取り付けられている「スリップリング」という部品です。
■ スリップリングとは?旋回する特殊車両に欠かせない部品
スリップリングとは、回転する部分と固定されている部分の間で、電気信号などを伝えるための装置です。
穴掘建柱車や高所作業車では、旋回台が回転しても電気信号を伝え続ける必要があります。
その役割を担っているのがスリップリングです。
しかし、長年使用していると、内部の接点に汚れや摩耗が発生することがあります。
接触状態が悪くなると、旋回時に電気信号が正常に伝わらなくなり、旋回中にエラーが発生したり、装置の動作に不具合が生じたりする原因となります。
■ 今回の作業|旋回台下部のスリップリングを分解
今回の車両では、旋回台下部にあるスリップリングの整備を実施しました。
スリップリングは外から簡単に確認できる場所にあるわけではありません。
周辺の構造を確認しながら、装置を取り外して内部の状態を点検していきます。
実際に分解すると、内部には複数のリング状の接点や、電気信号を伝えるための接触部品が組み込まれています。
これらの部品は、旋回時にも電気的な接続を維持するための重要な部分です。
■ 接点部分の汚れを清掃
取り外したスリップリングを確認すると、リング状の接点部分には汚れや古いグリスの付着が見られました。
このような状態では、接点の導通が不安定になる可能性があります。
そこで今回は、スリップリングを分解し、接点部分を丁寧に清掃しました。
単純に外側の汚れを落とすだけではなく、内部の接触部分まで確認することが大切です。
また、清掃後には接点用グリスを塗布し、接点部分の状態を整えていきます。
スリップリングは、ただ電気が流れればよいというものではありません。
旋回によって接点が動くため、電気的な接触状態と機械的な摺動状態の両方が重要になります。
そのため、接点の状態を確認しながら適切に整備する必要があります。
■ スリップリングの不具合を放置すると?
スリップリングの接触不良は、さまざまな電気系統のトラブルにつながる可能性があります。
例えば、
- 旋回中にエラーが発生する
- 特定の旋回位置で電気信号が不安定になる
- 作業装置が正常に動かなくなる
- エラーが出たり消えたりする
といった症状です。
もちろん、こうした症状がすべてスリップリングの不具合によるものとは限りません。
配線やセンサー、制御装置など、ほかの原因も考えられます。
だからこそ、症状だけで部品を交換するのではなく、原因を確認して適切な修理方法を判断することが重要です。
■ 特殊車両は「車両」と「作業装置」の両方を理解することが大切
穴掘建柱車や高所作業車は、通常のトラックとは異なり、油圧・電気・機械のさまざまな装置が組み合わされています。
エンジンやブレーキなどの車両整備だけでなく、ブームや旋回台、電気制御装置などの知識も必要です。
親和自動車では、アイチコーポレーションの指定サービス工場として、高所作業車をはじめとする特殊車両の点検・整備・修理に対応しています。
今回のようなスリップリングの分解清掃も、特殊車両を長く安全に使用していただくための大切な整備の一つです。
■ 穴掘建柱車・高所作業車の旋回エラーでお困りの方へ
「旋回するとエラーが出る」
「高所作業車の動きが時々おかしくなる」
「古い車両なので、電気系統が心配」
そんな症状がありましたら、お気軽にご相談ください。
特殊車両は現場で仕事をするための大切な設備です。
突然の故障によって仕事が止まってしまわないよう、日頃の点検と早めの整備が重要です。
親和自動車は、これからも一台一台の状態を確認しながら、お客様の仕事を支える整備に取り組んでまいります。
人と車を、想う会社。
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